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【エールユアチャレンジ / Yell Your Challenge 】ファンドプロジェクト

目的
●電動車椅子サッカー体験イベント開催
●「誰でも・いつでも・気軽に」体験できるようなサッカー競技用電動車椅子の作成

音響制作、映像制作、アーティストプロモーションを行なっております、「鼓地蔵」の代表 吉永と申します。
今回プロジェクトを立ち上げた筆頭人としてご挨拶させて頂きます。

何故そんな業種の方がこのプロジェクトを?を思われる方がほとんどだと思います。
もし宜しければ、「プロジェクトをやろうと思った理由」をご覧になって頂ければ幸いです。

▼プロジェクトをやろうと思った理由

きっかけは、鼓地蔵に所属するアーティストが関わっている障がい者の支援活動でした。

車いすサッカーをやりたい男の子がいる。その男の子には先天性の障がいがあり、自分で身体を動かすことができない。車いすの操作も、唯一動く顔の筋肉を使って行っている。身体の自由が利かない中で、自暴自棄になっていたこともある。しかし、今の彼の楽しみは「車いすサッカー」。毎週末練習に通っている。しかし、練習には参加できても、試合に出ることは出来ない。なぜなら競技用の車いすが準備できないから。高額なものだから、簡単に購入することはできない・・・
1台の競技用車いすを購入するのに200万〜300万かかる・・・

正直びっくりしました。
健常な男の子がサッカーをしてみようと思ったら、2〜3千円のサッカーボールがあれば出来る。しかし、その子がサッカーをしようと思ったら、何百万円もかかるなんて。

しかもレンタルなどは出来ないとの事。なぜなら車椅子にも沢山の種類がある上、体の大きさや障がいによる特性によって、様々なパーツの取り付けが必要で、簡単に誰かのものを借りるという訳にはいかないらしいのです。つまり、その子にはその子の障がいの状態に応じたオーダーメイドの競技用電動車いすが必要なのです。

さらに、競技用車いすは、福祉補助の対象ではないとの事。日常生活に必須な車いすの購入に際しては、多くの場合、自治体からの補助がありますが、スポーツは余暇に当たる為、保障の対象にはならない・・・厳しい現実です。

これではその男の子が車いすサッカーの試合に出ることは夢で終わってしまいます。
唯一の生き甲斐となっているスポーツをこのような理由で諦めなければならないことは、この子にとって本当に辛いことだと感じました。

その子だけでなく、車いすサッカーをやっている方の中には進行性の疾患を持つ方もたくさんいることを知りました。時間が有限な中、僕達大人ができることは何だろうか・・・
そんな思いを抱いたことが今回このような挑戦をしようと思ったきっかけでした。


▼このプロジェクトで実現したいこと

一日も早くその子の夢を実現させてあげたい。その子だけでなく、このような金銭的な壁があるがゆえに、夢を諦めなければならない状況にあるすべての方に、思い切りプレーできる車いすを届けたい。

そこで考えたのが「競技用車いす」レンタルサービスの提供です。
競技用の車いすを準備し、利用者の障がいの状態に合わせてカスタマイズし、貸し出したいと考えています。


車いすサッカーは2024年のパラリンピック種目候補として、注目を集めています。
更に、パワーチェアフットボールワールドカップという世界大会には、10カ国が参加しており、世界中で盛り上がりをみせております。今後、この波は広がっていくことでしょう。

ここで注目すべき車イスサッカーの最大の魅力は、どんな方でもこの競技に参加できるという点です。自分で動かせる身体の一部を使って車いすを操作する方から、車椅子が身近でない健常な方まで、同じルールで一緒に競技し白熱した試合が楽しめます。
実にユニバーサルでバリアフリーな競技です。
この競技で健常者も一緒にプレーする事で、「障がい」に対する世の中の考え方が少し変化していくのではないとさえ思えます。

今回の挑戦を、「競技用の車イス貸し出し」、「電動車いすサッカーの体験イベントIRON KICKS」、「健常者も含めた大会の催し」などのイベント実施につなげていきます。


▼御支援いただいた資金の用途

・競技用電動車いす本体
・パーツ(沢山の方にフィットした車いすにするためのサポートパーツ)
・カスタマイズ費用(業者に依頼する際の工賃)
・車イスサッカー競技用ガード(車イスに簡易的に取り付けるもの)
・試合に必要な物品(ゴール、ボール、ポール等)
・電動車椅子サッカー体験会経費(体育館使用料、講師交通費など)